手紙は相手を思う気持ちを伝えるツール
転職しよう、と、決めた。
決意自体は入社当時からあったが、「退職後を見据えて具体的に行動する」ことに、本格的に踏み切った。
そこで思いついたことの1つが「人に会う」こと。
人生のターニングポイントでお世話になり、数年ご無沙汰な方々に手紙を書き「お時間をください」と懇願する。
ある方への手紙を書き上げた昨日、たまたま居合わせたシェアハウスの同居人に、その話をした。彼女はこう言った。
「久しぶりに手紙を書くなら、相手を思っていることを伝える心遣いが大事だよ。文香(手紙に同封するお香)を入れて”この香りであなたのことを思い出しました”とか。数年ぶりの連絡でWANT(自分のお願い)だけの手紙、相手によっては失礼にあたる。せっかくなら、まず相手に喜んでもらってから、自分のお願いを聞いてもらう方が、お互いに気持ち良いと思う」
その言葉を聞いて、はっとした。
私が書いた手紙には、相手を思う心遣いに欠けていた。
手紙は、相手を思う気持ちを伝えるもの。
お会いしたい方へのささやかな気持ちと共に、手紙を送ろう。
書き上げた手紙をファイルにしまい、出社前の駅ビルで文香を探す朝です。
半蔵門には専門店があるそう。すてき。
わかりやすさは、他人が決めること。
「この企画趣旨はわかったけど、誰がいつこれやるの?時間どのくらいかかるか、詳細割り出して一覧にしてよ」
とある日の会社にて。上司は私にこう言った。
その指示を受け、私は詳細のタスクの洗い出し・所要時間の推測を行い、A41枚の一覧表と、説明用に大きい字で書いた概要を作成した。
説明の時間は約1分。
私としては、一覧表=わかりやすさ、概要=時間がない時の予備用、のつもりで作成した。
が、しかし。
いざ、説明、A42枚を上司に渡すと、上司が真っ先に目を通したのは、内容スカスカの概要だった。
1分もかからず、概要を元に話をすると「あぁ、これで大まかに掴めたからいいよ」と言う。
わかりやすさにこだわって作った一覧表は、補足資料、その場で検討されることはなかった。
わかりやすさは、他人が決めること。
自分の中の「わかりやすさ」に固執して、余分な時間をかけないようにしたい、随時進捗を伝えて、相手が求めるわかりやすさを提供しよう、と思う今日この頃です。
発想ひとつで腹痛は治る⁈ 分解思考のすゝめ
突然、お腹が痛くなる。
そんな時はありませんか?
腹痛や頭痛etc.身体のどこか一部が不調をきたすと、イライラしたり、その不調を理由に物事に集中しづらくなったりします。
でも、今日中に終えなきゃいけない仕事がある。イライラに振り回されてる場合じゃない。
そんな時にオススメなのが、分解思考。
「お腹が痛い」=「不快」と全般的に捉えるのではなく、
・どの部分が痛むのか(胃や腸、みぞおち、脇・上・下etc.)
・どう痛むのか(キリキリする、チクチクする、長引く、突発的な痛みetc.)
をつぶさに観察する。
そして「あぁ、みぞおちの下あたりがキリキリ痛むなぁ」と、その痛みをただ感じる。余計な原因分析はしない。
すると、次第にすーっと痛みや不快感が引いていきます。
ここ1週間、突然の腹痛、空腹、イライラetc.さまざまな不調に関して試しましたが、すぐとは言わないまでも、次第に気にならなくなりました。
何より「イライラしてるから甘い物を食べよう」といった、二次災害に至らなかったのが幸い。
気分の落ち込みやイライラの原因は、元の腹痛や頭痛etc.以上に、こうした二次災害に由来する部分が大きいような気がします。
月読寺・住職 小池龍之介さんが、下記の本で紹介していた方法。
寒の戻りでお腹が痛い、仕事のストレスで胃が痛い……それでも働かなきゃいけない。
いろんな痛みや不快と戦う人へ、分解思考、オススメです。
小池龍之介『「自分」から自由になる沈黙入門』
自炊に学ぶ、在庫管理の大切さ
今週の常備菜6品。
平日は4日しかないのに、作りすぎました。
理由はただ1つ。
賞味期限間近の食材の一掃。
卵4個、ウィンナー1袋、豚肉1パック、厚揚げ1パック、キムチ半パック。
いずれも賞味期限間近で冷蔵庫の奥に眠っているのを、完全に見過ごして、買い出しに行ったのが原因です。
3連休の序盤に、切干大根の煮物とかぼちゃのいとこ煮を仕込んで、ひと呼吸。
最終日に、新玉ねぎご飯を炊いて、ほっとひと息。
…したのも束の間、大量の在庫に気づき、急遽冷凍保存&リメイク可能な料理を作った次第。
買い出しに行く前に、冷蔵庫の在庫を必ずチェックする。
仕事も料理も、在庫管理が大事だなぁ、と実感した、3連休の終わりでした。
いくつになっても、自分を省みることを忘れない
「先週70過ぎた母親から急にご飯に誘われて、行ったら『お母さん、変わってるから、小さい頃、気苦労かけたのね。ごめんね』って突然謝られたの。話聞いたら、おかしくて、笑っちゃった」
40代の友達から、興味深い話を聞いた。
彼女は、70代の両親と妹さんの4人家族。
彼女の母親は、片田舎のムラ社会に住みながら、趣味でアウトドアを楽しみ、時に全国に足を運ぶ等、アクティブな方。
田舎には、アクティブな人は少ない。
母親は、どちらかと言えば、その地域では浮いている。
彼女の妹さんは、10代の頃、母親が地域で浮いていることに、コンプレックスを抱いていた。
中学校で友達と喧嘩した際に、友達から「あなたのお母さん変わってるから」と母親のことを切り出され、深く傷ついた。
それに加えて、思春期というデリケートな時期もあり、妹さんは母親に反抗した。
20年以上経った今、妹さんも母親になり、母親の目線で物事を考えるようになった。
そして「今なら言える」と、反抗期だった自分と、母親が変わり者ゆえに傷ついた思い出を、母親に打ち明けた。
母親は、自分が変わり者とは自覚していたものの、それが娘を傷つけている、とは思いもしなかった。
ゆえに、妹さんの話を聞いて、ショックを受けた。
さらに、妹さんは「私は次女だからまだしも、お姉ちゃんはきっともっと苦労したと思うよ」と母親に告げた。
母親は「それは大変!」と、友達を呼び出し、突然の謝罪、その件を特に気にしていなかった友達は、面食らった、とのことだった。
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人は歳を取ると、自分の非を認めなくなる。
家族や上司、周りの年上も、そういう人が多い。
経験ゆえの自信と、一方で加齢ゆえの衰退。
自分を支えるものが、行動力や判断力といった「今の自分が持つもの」から、昔取った杵柄に変わっていく。
それはやむを得ないことだと思っていた。
反省と謝罪ができる、そんな大人もいるんだなぁ。
自分が忘れなければ、いくつになっても、自分を省みることはできる。
変なプライドや自負でブクブク太らぬよう、いつまでも自省できる人でありたいなぁと思う今日この頃です。
「ムカつく!」をカギカッコでくくれ
怒りの感情との向き合い方は、難しい。
愚痴や文句で「発散」しても、それを繰り返すうちに、自分自身が怒りっぽい性格になっていく。
一方で、「抑圧」しようと試みても、自分の怒りを無理やり抑えるから、さらにモヤモヤが増し、だんだん屈折した性格になっていく。
怒りを「発散」するでも、「抑圧」するでもなく、どう扱うか。
月読寺住職・小池龍之介さんは、著書『考えない練習』の中で、怒りという自分の感情をただ「見つめる」ことを薦めている。
あくまでも、ひとつの見方や意見として、いまこの「ムカつく!」が持ち上がってきているだけなのだと自己認識することです。そしてそんな己の感情を見つめて、それをそのまま受け入れる。(中略)
二度三度、同じ言葉を念じて「◯◯と思っているだけなのだな」と心に言い聞かせると、自分の心を客観視することができます。すると思考の暴走がカギカッコにくくられて静まり、クリアな意識状態になるでしょう。
怒りで我を見失わないよう、一呼吸おいて、ただひたすら怒りを見つめる。
怒りが次の怒りを生む、ネガティブスパイラルに陥らないためにも、試してみようと思います。
タッパー弁当のすゝめ。
節約の為にも、自炊したい。
ランチは外食ではなく、できるだけお弁当を作りたい。
でも……と悩む。
その悩みの種は、何ですか?
私の場合は、お弁当箱におかずをつめること。
朝は、そんな時間の余裕がない。
前日の夜は、疲れてて、そんな気力がない。
土日休みで、週末は時間が取れるけど、平日は極力手間をかけたくない…。
そんな方にオススメなのが、タッパー弁当。
やることは、週末や休日に、つくりおきのおかずを作り、タッパーに保存。
平日は、タッパーを持って行く、ただそれだけです。
一見手抜きなタッパー弁当、実はいろんなメリットがあります。
★冷凍保存可能
★そのままレンチン可能
★ごはん用とおかず用、同じ形のタッパーを使えば、食べ終えた後は重ねることができ、荷物もコンパクトになる
★お弁当でカレーや豚汁も!
唯一のデメリットは、見た目が地味なこと。
フォトジェニックな、キラキラしたお料理写真をアップしたい、インスタユーザーさんetc.に は不向きです。
食べることは、日々の暮らしをつくること。
手抜きしつつも、少しでも、暮らしを丁寧にしたい。
そんな方は、タッパー弁当、始めてみてはいかがでしょうか?