わかりやすさは、他人が決めること。

「この企画趣旨はわかったけど、誰がいつこれやるの?時間どのくらいかかるか、詳細割り出して一覧にしてよ」

とある日の会社にて。上司は私にこう言った。

 

その指示を受け、私は詳細のタスクの洗い出し・所要時間の推測を行い、A41枚の一覧表と、説明用に大きい字で書いた概要を作成した。

説明の時間は約1分。

私としては、一覧表=わかりやすさ、概要=時間がない時の予備用、のつもりで作成した。

 

が、しかし。

いざ、説明、A42枚を上司に渡すと、上司が真っ先に目を通したのは、内容スカスカの概要だった。

1分もかからず、概要を元に話をすると「あぁ、これで大まかに掴めたからいいよ」と言う。

わかりやすさにこだわって作った一覧表は、補足資料、その場で検討されることはなかった。

 

わかりやすさは、他人が決めること。

自分の中の「わかりやすさ」に固執して、余分な時間をかけないようにしたい、随時進捗を伝えて、相手が求めるわかりやすさを提供しよう、と思う今日この頃です。