手紙は相手を思う気持ちを伝えるツール
転職しよう、と、決めた。
決意自体は入社当時からあったが、「退職後を見据えて具体的に行動する」ことに、本格的に踏み切った。
そこで思いついたことの1つが「人に会う」こと。
人生のターニングポイントでお世話になり、数年ご無沙汰な方々に手紙を書き「お時間をください」と懇願する。
ある方への手紙を書き上げた昨日、たまたま居合わせたシェアハウスの同居人に、その話をした。彼女はこう言った。
「久しぶりに手紙を書くなら、相手を思っていることを伝える心遣いが大事だよ。文香(手紙に同封するお香)を入れて”この香りであなたのことを思い出しました”とか。数年ぶりの連絡でWANT(自分のお願い)だけの手紙、相手によっては失礼にあたる。せっかくなら、まず相手に喜んでもらってから、自分のお願いを聞いてもらう方が、お互いに気持ち良いと思う」
その言葉を聞いて、はっとした。
私が書いた手紙には、相手を思う心遣いに欠けていた。
手紙は、相手を思う気持ちを伝えるもの。
お会いしたい方へのささやかな気持ちと共に、手紙を送ろう。
書き上げた手紙をファイルにしまい、出社前の駅ビルで文香を探す朝です。
半蔵門には専門店があるそう。すてき。