地域活動のすゝめ―楽しさと難しさ
今の街に引っ越してきて4ヶ月。
ご近所さんとご縁があって、地域活動に参加しています。
朝のラジオ体操や外国人向け観光ツアー等。
最初は「まぁたまに顔出すくらいがいいかな」くらいに思っていましたが、
いろんな出会いがあって楽しくて夢中になり、
気がつくと運営メンバーになっていました。笑
地域活動は楽しい!
一方で、難しい。
今日は地域活動の楽しさ・難しさについて書いてみようと思います。
▪️地域活動の楽しさ
①多世代の人との交流
下は小学生の男の子から、上は80代のおばあちゃんまで、
幅広い世代の方と交流できます。
戦争を生き抜いた世代から、現代のゆとりと呼ばれる世代まで。
考え方や価値観がばらばらな集まりですが、それがまた面白いです。
②ゆるやかな結びつき
ご近所付き合いというと
「PTAの役員とか、そういう面倒くさいしがらみが多そう…」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
関わり方をコントロールすれば、そういったしがらみも発生しません。
好きな時に、参加したい人が参加する。
家族でも恋人でも友達でも同僚でもない、
「ご近所さん」の存在。
しがらみやプレッシャーのないつながりは、とても心地良いです(*^^*)
③地域に関する新しい発見
ご近所さんの集まりでは、必然的に話題は地域のことが多くなります。
最近新しくできたカフェ、老舗の居酒屋さん、面白いイベント等。
自分のアンテナの範囲外の情報が入ってきて、興味の範囲が広がります。
④新しい自分の発見
①・②に書いたような、今までにない環境に自分の身を置くと、
自分に関しても新しい発見があります。
例えば私の場合は、地域活動が楽しくて、
fbに日記をアップして、HPのリンクも貼って地域活動の紹介をコツコツ続けていますが、
その影響か、私が参加し始めてから、HPへのアクセスが格段に増えたそうで、
「PR力がすごい!」と言われました。
自分にとってはごく自然なことでも、
周りの人にとってはそうでないこともある。
そうした新たな自分を発見できるのもまた、地域活動のメリットかと思います。
▪️地域活動の難しさ
とは言っても、地域活動、楽しいことばかりではありません。
時に「これ、難しいなぁ…」と思うこともあります。
①考え方の違い
先程①に書いた通り、地域活動には考え方・価値観の違う人たちが集まります。
それは楽しさの1つでもあり、時として難しさの1つにもなります。
例えば、
・地域活動に遊びの要素を求める人
・地域活動を発展させて、いつか事業展開したいと考える人
がいる場合。
地域活動の場合は、圧倒的に前者のケースが多いかと思いますが、
時にこうした意見の違いが生まれることもあります。
前者は、極力規制を排して、自由な発想や遊び心を大切にしで、楽しみたい。
後者は、衛生面や法律面でのコンプライアンスを遵守する体裁を整えて、リスクを回避した上で楽しみたい。
「楽しみたい」というゴールは一緒でも、
その手段や必要な条件は異なります。
どちらが正しい、ではなく、話し合いで「このコミュニティではこうしたいなぁ」というゆるやかなアウトラインを描いていく。
これは楽しくもあり、難しくもあるなぁと思います。
②ゆるやか、故の責任の所在の曖昧さ
ゆるやかなつながりは、ゆるやか故に気が楽ですが、責任の所在は曖昧になりがちです。
ゆるやか、とは言えど、誰かが参加しなければ、活動自体の存続が危うくなるわけで。
「じゃぁ誰が毎回参加するのか?」
という点は常に問われます。
また、少しお金をかけてイベントをする場合も、
事前に企画立案・広報・営業等、つっこんで関わるだけの人もいれば、
当日ふら〜っと参加するだけの人もいる。
必然的に、前者の負担が大きくなる。
もちろん前者は好意で参加しているかと思いますが。
(そもそも地域活動は「好きな時にやりたい人が参加する」のが大前提なので)
その「好意」にどこまでも甘え続けていいものか?という点は課題として残ります。
③お金の問題
最後にお金の問題。
特に都内では、何をするにもお金がかかります。
施設利用代、イベント時にはその経費等。
また、活動のPRの為にHPを開設する場合には、
そのメンテナンス費用がかかる。
地域活動は「好きな時にやりたい人が参加する」が大前提ですが、
その裏には「極力コストをかけずに」という前提もまた潜んでいます。
いろんなことにチャレンジしたい、でもそれにはお金がかかる…
他の生活の側面と同じように、地域活動もまた、お金の問題は付きまといます。
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…と、いろいろとつらつら書き綴りましたが、私は地域活動が好きです。
今後も、自分にできる範囲で、楽しくゆるやかに続けていけたらいいなぁと思います(*^^*)