ホッとくつろげるおうちを求めて―シェアハウスと私。(2)

「シェアハウスと私」第2話。

シェアハウスに住もう!と決めた社会人4年目・27歳の冬。

シェアハウス初心者の物件探しが始まりました。

 

まずは、おなじみの某大手シェアハウスポータルサイトで物件検索。

通勤が楽&好きな街に住もうと決めてエリアを絞り、

せっかくだから家賃は安い方が…と家賃を絞った上で、気になった物件に内覧申し込みをしていました。

 

当初は家賃重視で探していた私。

物件ページの写真を見る限り、安い割にはきれいそう。

「きれいなおうちでシェア生活かぁ…」と胸をときめかせていました。

 

がしかし、その夢は脆くも内覧時に崩れ去ります。

 

まず、管理人さんが待ち合わせ時間に来ない。笑

10分遅れてきたものの、あまり悪気がなさそうな様子。

「え、あ、あれっ!?」と不安に思いながら、管理人さんと会話しながら歩き、

案内された物件の様子に愕然としました。

 

台所に残る残飯、ほこりや髪の毛でうす黒く汚れた洗濯機、脱ぎ散らかった靴…。

物件ページで紹介された写真とは全く別の世界が、そこには広がっていました。

管理人さん曰く「写真はオープン当時ですね。住民の自主性を尊重して、清掃も全て

住民さんに任せてるから、少しは汚れてるかもしれませんね」とのこと。

 

「少しじゃないだろおおおぉぉぉぉい!!!」と叫びたい気持ちをぐっとこらえつつ、

「シェアハウス選びは、百聞は一見に如かず。内覧は大事!管理人さんとの相性は重要。」と肝に銘じてその日は帰りました。

 

その後「シェアハウスも、安かろう悪かろうだな」と思い、家賃予算を上げて、3-4軒内覧をしたものの、なかなか住みたいと思えるおうちは見つからず。

 

最初は立地・家賃を条件にしていましたが、いざ生活をすることを考えると、

・シェアハウス初心者だから、1人のスペースが広い方がいい。壁はできるだけ厚い方がいい。

・掃除を住民の当番制にすると、忘れたり、そもそも「キレイ」の概念が違って揉めそうだから、掃除は業者にやってほしい

・荷物が多いから、部屋の収納も捨てがたい…

と、条件がたくさん出てきてしまい、決めかねていたのもありました。

 

一方で、当時住んでいたマンションの更新まであと1か月。

そろそろ決めないと、更新料を払うはめになってしまう。

 

エリアを少し広げて再度探し始めた矢先。

「ここに住もう!」と思えるおうちが見つかりました。

掃除は業者任せ、頻度も週2で問題なし。個室スペースの収納もある。水回りの動線が使いやすい。

また、管理人さんのメール対応等のスピーディーさにも惹かれ、翌日に「よろしくお願いします」と申し込み。

 

内覧5軒目、シェアハウスを探し始めて2週間の出会いでした。

 

つづく。