怒りの感情と向き合う。ー怒らないことー役立つ初期仏教法話〈1〉(サンガ新書)

自分自身に対してなのか、周りに対してなのかはわからないが、何か無性にイライラする。気持ちが不安定になる。
そんな原因不明の怒りが、ここ数日ずっと収まらないので、以下の本を手に取った。
▪️怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4901679201/ref=cm_sw_r_awd_N7RlwbK178166

 ”「私は正しい」と思うから怒る。「私は間違いだらけ」だとわかると怒らない。”(p.35 要約)
”「自分は完全ではないし、他人にもけっして完全な結果を求めない」という思考が、この世の中で我々が落ち着いて生きていられる秘訣です。”(p.41 L5-6)
”「怒っている自分には、理解力も合理性も客観性も何もないのだ」ということを心の底から受け止めてください。それができるようになると、もう怒れません。”(p.139 L10-11)
 ”怒りが生まれたら「あっ、怒りだ。(中略)」とすぐ自分を観てください。怒りそのものを観察し、勉強してみてください。「今この瞬間、私は気持悪い。これは怒りの感情だ。ということは今、私は怒っているんだ」と、外に向いている自分の目を、すぐ内に向けてください。”(p.142 L5-8)

怒りは誰の為にもならない。自分の幸せも周りの他人の幸せも破壊する。
自分の怒りを見つめなさい、そうすれば自ずと怒りは収まる、と著者は説いている。

つい怒りの感情のままに、ネガティヴなツイートを垂れ流したり、お酒の勢いを借りて友人に愚痴ったりしがちな私。
感情で我を失っている己自身に目を向ける。
まずはこの心がけから始めようと思う。

最近イライラが収まらない方、ネガティヴな感情を持て余している方にオススメな本。
興味のある方は手に取ってみては◎