「なんとなく」読者を惹きつけるにはー坪田知己『共感文章術シリーズ1 読まない人に読ませる共感文章術 ネット時代の文章術・基礎編』

”読者には三種類います。「最後まできちんと読む読者」「なんとなく読み始めて、途中でやめてしまう読者」「ほとんどか全然読まない読者」です。
問題は二番目の「なんとなく」読者です。この読者を最後まで読ませることができれば大成功です。そこにトライしましょう。”(下掲書 位置759より引用)

共感文章術シリーズ1 読まない人に読ませる共感文章術 ネット時代の文章術・基礎編

共感文章術シリーズ1 読まない人に読ませる共感文章術 ネット時代の文章術・基礎編


悲しきかな、人は大して他人に関心を持たない。
ブログを始めた、ライターを始めたと周りに話しても、
リンクをクリックしてくれるのはごくわずか、
その中で、しっかり読み込んでくれる人は、ほんの一握り。

「なんとなく」クリックしてくれた人を、いかに惹きつけるか。
この本では、元日経記者・編集者、SFC教授、全国各地で文章講座実績のある坪田知己氏が、「なんとなく」読者を惹きつける「いい文章」とは何か、いい文章を書く為の文章構成、文章を書いた後の点検術etc.について、とても簡潔にわかりやすく書いている。

約1時間半、通勤時間と昼休みで読了。
ただがむしゃらに書いていると見失いがちな、「文章を書くことを通して、どんな人に、何を伝えたいのか?」という基礎を問うきっかけをいただいた。

文章を書く、特にWebライティングに関わる全ての人にオススメの本。
ライター志望の方、自分の書く文章に迷いを感じる方、仕事で文章を書く必要に迫られた方、ぜひご一読を。