食は人の心のあり方を表す

「食は人の心のあり方を表す」という料理哲学を学び、
「想いだけでは、物事は動かない。でも、原動力となる想いの部分がないと、枯渇する:」という現状把握に至った昨日の夜。
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知人のシェアハウスのごはん会に参加しました。
料理家の方の地元・島根県産の野菜をふんだんに使った身体に優しいごはん。


おいしい手料理以上に印象的だったのは「食は人の心のあり方を表す」という彼女の料理哲学。
心が整っている時は、身体に優しい食材で手料理をする等、食も整う。心が乱れている時は、コンビニ食で済ませる等、食も乱れる、とのこと。


そのお話を聞いて、食べることは好き、にもかかわらず、「いかに安く、早く、効率良く作るか」と、料理に段取りや効率ばかりを求めすぎて、食材への感謝やおいしく味わうこと等、”心”の部分がすっかり抜けていた己自身に気づかされました。

そして「食は人の心のあり方を表す」との言葉の如く、段取りや効率を過度に求める姿勢は、そのまま仕事やプライベートにも直結しているなぁ、ともしみじみ。 
「こうしたい!」という想いから始めたことで、その目標達成の為にPDCAのサイクルを導入したはずなのに、いつの間にかそのサイクルを回すこと自体が目的になっていて、サイクルは回って物事は進んでいるんだけど、何故かぐったり疲れている、うまく行っているはずなのに、何処か虚しい、という事態に陥っていた私。

振り返ると、昨年の年末から食生活がガタガタで、たまにやる自炊も冷蔵庫掃除という意味合いが強く、心から食や料理を楽しめていなかった。
食や料理の乱れは、心の乱れを表すサインだったんだなぁと、腑に落ちました。


想いだけでは、物事は動かない。
でも、原動力となる想いの部分がないと、枯渇する。 

心のこもった手料理に舌鼓を打ちながら、そんなことを考えた夜でした。